■ガン末期患者へのQOLを確保するには■ガン末期患者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を確保するには *********************************************************************************************** ①身体病状の緩和ケア・・・ 痛みのコントロールは最優先課題です。さらに嘔き気、便秘、口内炎、不快感など様々な苦 しみえの対処が求められます。 ②こころのケア・・・・ 精神科医やカウンセラーの参加が必要になる場合がありますが、多くの場合、医師や看護婦 が患者の訴えや希望に誠実に耳を傾け、毎日の暖かい会話を大事にするという姿勢が、患者 のこころを開放し癒すのです。家族や友人の役割も大きいのは、いうまでもありません。 ③人生の完成への支援・・・・ 男であれ女であれ、患者が取り組んできた、あるいは仕上げようとしていた事業・研究・作品・ 子育て・趣味などについて、たとえ完成することができなくても、《できるだけのことはやったのだ》 と納得し、「思い残り」を残さないところまで到達できるように支援するということです。 *********************************************************************************************** これらはバラバラにではなく、”三位一体”のものとして取り組まれるべきですが③の「人生の完成への 支援」は、患者の人生と生き方への深い理解が求められるという困難があります。 ①の「身体病状の緩和」と②「こころのケア」をベースに、③「人生の完成への支援」が実践されれば、 最高のターミナルケアだといえると思うのです。 ********************************************************************************************* 柳田邦男<「死の医学」への日記>より ☆ 楽天でHPを立ち上げている皆さんのご健康を心よりお祈り致します。 ☆ ジャンル別一覧
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